2012-01-01から1年間の記事一覧

ある悲しさ

妄執や路傍で一人泣きぬる我を道行く人がけげんに見やる上記の短歌は恐らく僕が作った短歌の中での最初で最後の最高傑作と言う事になるだろう。 なるほど、短歌と言うのは難しい。 一時期、僕は一週間に一本ほどづづ短歌を書きたいと思っていたのだが、全然…

つげ義春風の夢の話

私は割りによく夢を見る方で、特に神経症になってからはある種のイマージュに悩まされるようになった。 大体に於いてそのイメージは女にまつわるものであり、そのたびに私は未だある種の女に囚われ続けている事、自分では悟りきったと思っても未だに反復し続…

卒論の余話としてのファシズム考