2010年代読んだ本個人的まとめ(院生期間で読んだ本まとめ)

みなさん、どうもこんにちわ。 長文書くようブログで久々に更新します。 今日はね、もう2020年なんですけど、2010年代に僕が読んだ本をまとめていこうかなと。 全部のまとめはここにあります。https://bookmeter.com/users/175997/books/read 記録が…

『ムショクリリック』感想――山の中の無職

こないだ東京に行ってどかいさん@dokai345 と鳥貴族へ行ったら、ムショクリリックが貰えた。 せっかくなので遅かりながら感想を書いておこうと思う。 〇磯崎愛『四月になればムショクは、または奥様は魔女じゃない、目下のところ』 主婦ではなく、無職と名の…

備忘録とアウトライン

「村の家」の中の孫蔵の言葉に「しかし百姓せえ。三十すぎて百姓習うた人アいくらもないこたない。タミノじやつて田んぼへ行くのがなんじやい。」と宣告した後に、「食えねや乞食しれやいいがいして。それが妻の教育じや。」と続ける場面がある。東京なり京…

ある悲しさ

妄執や路傍で一人泣きぬる我を道行く人がけげんに見やる上記の短歌は恐らく僕が作った短歌の中での最初で最後の最高傑作と言う事になるだろう。 なるほど、短歌と言うのは難しい。 一時期、僕は一週間に一本ほどづづ短歌を書きたいと思っていたのだが、全然…

つげ義春風の夢の話

私は割りによく夢を見る方で、特に神経症になってからはある種のイマージュに悩まされるようになった。 大体に於いてそのイメージは女にまつわるものであり、そのたびに私は未だある種の女に囚われ続けている事、自分では悟りきったと思っても未だに反復し続…

卒論の余話としてのファシズム考

エア文学フリマ――エア冊子斎藤慶次「さようなら、ポストモダン」

2011年の文学フリマに行けなかった怨念をこめて、エア文学フリマと称し、勝手に今まで文フリに出した文章まとめて冊子にしました。 ツイッターでもあげたんですが、まあ、ここにも適当においとこうと思います。 解説はネマノ氏に頼みました。 暇なら見て…

読書録:テッド・チャン『あなたの人生の物語』

さーて、何だかんだで今わたくしSF者を目指しておりまして、SF者と言いますと、まあSFコンやったりとかSF読書会やったりとかハヤカワの青い背表紙ひたすら本棚に並べたりする、あのSF者でございます。 しかし私はSF者というほどSF知識はない。…

今更だがブログをはじめてみた

今更ですが、ブログはじめてみました。 タイトルは適当なので、他に良い奴思いついたら、変更するかも。いやあ、大学生の僕はすっかり冬休みですよ。 まあ、自堕落に過ごしてまして、今月はなんだか飲み会代が嵩んで、家計が苦しいのですが。 まわりはもう[[…